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梅は松より劣るのか - wakamatsuさんのブログ
wakamatsu さんのブログ
NHKの朝のドラマで「梅ちゃん先生」が放映されている。
一昨日の放送で、「歳寒三友」という言葉を聞いた。
主人公の梅子は、自分の名前の梅は、松竹梅の一番最後の言葉なので軽く見られていると思い、気に入らない。
長女が、松子、松子の弟が竹夫、そして梅子と続く。
母に命名の由来を尋ねるが、松子、竹夫だから梅子でいいだろうと、父がそう言うからそのように決めた、と言われ、更に落ち込んでしまう。
ところが、父は、松竹梅の言葉は中国の「歳寒三友」からとったもので、梅が松や竹の劣位にあるものではないと解説する。

来夢来人 http://www.civillink.net/esozai/syotikubai_1.html より引用
恥ずかしながら、私はその言葉を知らなかった。
wikipedia によると、
歳寒三友(さいかんのさんゆう)は、宋代より始まった、中国の文人画で好まれる画題のひとつであり、具体的には松・竹・梅の三つをさす。
三つ一緒に描かれることも多いが、単体でも好んで描かれる。日本では「松竹梅(しょうちくばい)」と呼ばれる。
松と竹は寒中にも色褪せず、また梅は寒中に花開く。これらは「清廉潔白・節操」という、文人の理想を表現したものと認識された。
と解説されている。
世界の松竹梅 多文化理解事典 によると、歳寒三友という言葉は、論語にあるそうだ。
「<子曰>、歳寒、然後知松柏之後凋也(しいわく、としさむくして、しかるのちしょうはくのしぼむにおくるることをしるなり)」(『論語』子罕第九)
(厳しい冬の寒さの中で他の木々が葉を枯らして行く中で、初めて松やこのてがしわ(この柏は日本のかしわではない)がどんな逆境の中でもいつでも緑でいることに気がつく。)
「三友」は
「<子曰>、益者三友、損者三友、友直、友諒、友多聞、益矣。友便辟、友善柔、友便佞、損矣」(『論語』李氏第十六)
(友には二通りある。自分のためになる友は益者三友といい、自分のためにならない友は損者三友という。
益者三友とは、友人のために自分がどう思われようと直言してくれる友人、心に誠がある友人、物事を深く知っている友人で、自分をさらに成長させるために進んで親交をあたためたい。
損者三友とは人によく思われようとすることを第一とする友人、人当たりはいいが本心からでない友人、美辞麗句の使い方が天才的な友人で、自分を守るためには近づかないほうがいい。)
しかし、これが由来であるとすると、松と柏は出てくるが竹梅は出てこないし、松竹梅には柏が抜けている。
さらに、歳寒と三友は別のことを述べたもので、しかも、歳寒は『論語』子罕第九にあるのに対し、三友は『論語』李氏第十六にあり、松柏や松竹梅が三友であると言っているわけではない。
論語を元に考えると、歳寒の三友と呼ぶのは奇異に感じる。
歳寒と三友が文人画に取り入れられる過程で歳寒の松竹梅(松柏)を三友(益者三友)と看做すように意味が変わったのだろうか。
ともあれ、それが由来であるなら、松竹梅に優劣のあろう筈がない。
それでは、寿司屋や、鰻屋で、松竹梅が、メニューの特上、上、並に充てられるのはなぜなのか、梅子ならずとも興味が湧く。
【小ネタ】なぜ松竹梅になったか? | TuiTui のページには、
この松と竹と梅には、本来は上下関係はないって知ってましたか?
たしかに、三つのおめでたいものを表しているのですから、上下関係があるのも変な話ってものです。
そもそもお寿司屋さんなどで松竹梅が使われるようになったのは、それまで「特上・上・並」とされていた値段の設定を、お客さんがどれを注文しても注文しやすいようにと「松・竹・梅」に置き換えたのがはじまりだとか。
そのときに「松竹梅」と日本で呼んでいたために、必然的に松が一番上になってしまったんですね。
でもこれじゃせっかく言い換えたのに、梅はなんとなく注文しにくいですよね。
そこであえて梅を一番高い設定にしているお店もあるんですね。
なかなか“粋”なはからいじゃありませんか?
と書かれている。
松竹梅には上下関係がないからこそ良かれとメニューに採用したのに、その割り当てが露見してしまったために、逆に松竹梅に上下関係が生まれてしまったというのである。
真偽のほどは定かではないが、どうやら、それが真相のように思える。
なお、松竹梅の語順については、松竹梅 祝鉢の作り方 に詳しく解説してあり、門松に採用された時代順ということらしい。
歳寒三友と由来は違うが、松竹梅について、大正15年(1926年)1月20日 秋田魁新報夕刊の記事 には、日本の神話に由来するとの話も掲載されていて面白い。
ただ、この記事の最後に記載されているが、この記事の正確さ、または、その根拠はやや疑わしい。
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