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集合知 - wakamatsuさんのブログ
wakamatsu さんのブログ
朝日新聞web版の3月6日付トピックスに
「名門の授業を無料配信 米大学発、広がる学び・人材発掘」
という記事が掲載された。
この記事によると、
米国で一流大が授業を次々とオンラインで無料発信。意欲と能力さえあれば、生まれた環境に関係なく人材として見いだされる時代が始まった。
と報じている。
今までは、一流大学の講義を受けるために授業料を払い、あるいは、その講義を受ける権利を得るために受験戦争の中を大勢の人達が戦ってきている訳だ。
それが、一流大の授業をオンラインで無料発信となると、今までの価値観が通用しなくなる。
我が国でもこのような動きはあるようだが、授業料は大学の財源として重要だからなかなか踏み出せないのだろう。
この記事は、以下のように報じている。
アガルワル学長の授業「電子回路」は15万人が受講。
繰り返し出る課題を提出し4カ月間の授業を最後まで受講したのは7千人。
最終スコアで満点を取ったのは全受講生の0・2%、340人。
ここにモンゴルの15歳が含まれていた。
「優秀な成績を修めた生徒には、我々の大学を受験するよう働きかける。
秀才を発見し、受験を勧められるのだから大学には大きな利益だ」
優秀な人材を世界から呼び込むために有効だとしている。
共有すれば知識の価値はその分増大する。
Internetを使って共有すると夥しい価値の増幅が起こる。
世の中全体の価値の生成のためによいことだと分かっていても、それを行う者がメリットを得られないとなかなか進まない。
経済の外部性 を内部化する試みは、よく政府の役割とされてきたが、アメリカでは新しいビジネスモデルを使って当事者が解決するケースをよく見かける。
世界から優秀な人材を発掘することで大学のビジネスモデルが成立する、としたところが英断である。
誰でも無料で使える検索エンジンのGoogleも今でこそ当たり前になってきたが、当初はそのコストをよくカバーできるものだと感心したものだ。
wikipedia foundation が進めているプロジェクトに、
等がある。
前者は、オンライン無料講義であり、後者はオンライン無料教科書である。
まだ始まったばかりで、コンテンツは準備中のものが多いが、いずれ充実してくるだろう。
意欲さえあればいくらでも無料で教育を受けられる環境が整いつつあるのである。
個人の持っている僅かな知識を、出し惜しみしながら、もったいぶって使っている時代はもう終わったと言えよう。
世界は集合知の利用に向かってまっしぐらに進んでいる。
我々は早く意識改革しないと暗愚の世界に取り残されてしまう。
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