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デニソワ人 - wakamatsuさんのブログ

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2018
2月 13
(火)
12:25
デニソワ人
本文

先日NationalGeographicの番組で新種の人類についての解説をしていた。 番組によると、

2008年にロシアのDenisovaというところで少女の小指の骨が発見された。
この骨の放射性炭素測定により41000年前のものと判明した。
そこから成人の臼歯も見つかっている。
発見されたところの地名をとってデニソワ人(Homo sapiens ssp. Denisova)と名付けられた。
ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所のチームは、2010年3月25日付のNatureに、発見された骨のミトコンドリアDNAの解析結果から、デニソワ人は100万年ほど前に現生人類の祖先(ハイデルベルグ人、Homo heidelbergensis)から分岐した未知の新系統の人類であると発表した。
ハイデルベルグ人からネアンデルタール人(Homo sapiens neanderthalensis)とデニソワ人が分岐し、現生人類(Homo sapiens sapiens)以外は絶滅したと考えられていたが、その後の遺伝子解析により、現生人類にネアンデルタール人やデニソワ人の遺伝子の影響が残されていることが判明したという。
この発見は、約190年前のネアンデルタール人の骨の化石の発見以来の大発見だという。

Wikimediaより

異種人類間で交雑があったということである。
上記の進化系統図にある分岐した枝が現生人類の枝と重なっている部分がそれを表している。
しかもそれが今や全世界に拡散している。
従ってネアンデルタール人やデニソワ人は現生人類の祖先の一部を構成していたということになり、絶滅したという説は間違いということになるようだ。
この発見により、

ネアンデルタール人は、発見された頃、Homo neanderthalensisと名付けられ、Homo sapiensと異なる種とされたものであるが、現在はネアンデルタール人をHomo sapiensの一亜種であるHomo sapiens neanderthalensisと分類されるのが一般的となった。
(wikipediaより)

そうである。
今まで進化系統図は交差することはないものだと思っていたが、意外なことがあるものである。

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