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獺(カワウソ) - wakamatsuさんのブログ
wakamatsu さんのブログ
2012
2月
21
(火)
17:53
本文
獺祭書屋主人は、正岡子規の百あまりもある雅号の一つである。
獺(カワウソ)は捕った魚を並べる習性があるところから、本を
あたりに並べ散らかす様を雅号としたものと伝えられている。
私も子供の頃には自宅近くの川で偶にはカワウソを見かけた
ことがあり、当時はニホンカワウソは全国に生息していたが、
今や絶滅が危惧されている。いや絶滅しただろうとも言われている。
そして獺祭という興味深い獺の習性を実際に観察することは今や
残念ながら殆ど絶望的である。
獺が全国に分布していた様子は地名を見てもわかる。
「かわうそ」は、高知県須崎市に、「獺」は、山口県岩国市に「獺越」、
神奈川県藤沢市に「獺郷」、福島県相馬市に「獺庭」、福井県
敦賀市に「獺河内」などの地名として残されている。
カワウソは人を騙すと伝えられているが、なぜだろう。
恐らくカワウソのウソはそれが語源であろう。
全国に残る河童伝説の元になったのもカワウソとの説もあり、
伝承を紐解くときのヒントとしても興味深い。
「獺祭」と言えば、吟醸酒の銘柄としても有名である。
愛飲家が多いと思うが、これは山口県の酒で、上記の「獺越」で
作られている。
多くのものから厳選してその酒を作る営みを「獺祭」に擬えて
命名したそうである。
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