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水の泡 - wakamatsuさんのブログ

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wakamatsu さんのブログ

 
2014
9月 15
(月)
19:09
本文

電車に乗っていて最近ホームの駅名が見にくくなっているように思う。
以前は大きな駅名標が随所にあり、柱や壁にもよく分かるように記されていたように思う。
知らない土地で混んだ電車に乗ったりすると、降りる駅を確認するのに困ることがある。
そんな時、忘れ物への注意や、旅行中の安全への気遣いなどの冗長なアナウンスが流れたりすると時にいらいらする。
そのアナウンス自体が悪いわけではなく、親切溢れるものなのだが、その親切の前に、停車しようとする駅の名前を告げてほしいのである。

私がまだ若い時、ウィーンでの生活を始めた頃のことである。
妻が化粧水が欲しいという。
ドイツ語の辞書を引き、それはToilettenwasserとあるので、スーパーへ行ってそのように表示してある「もの」を買おうとした。
しかし、私は買うのをためらった。
高くはないのだが、何しろ1.5リットルくらい入っているのである。
こちらの商品は日本と比べると何でも販売の単位が大きいので、ひょっとしたらこれでいいのかもしれないが、流石にこの量は多すぎるだろうと思い、たどたどしいドイツ語でその「もの」の用途を近くにいた店員に尋ねた。
店員の曰く、
「トイレの掃除に使います。」
「ええええっ。」
「顔に塗るものを、、、、。」
「これを塗ると腫れ上がります。」
危ないところだった。
ドイツ語の辞書にも責任はあると思うが、トイレの掃除用と用途がよく分かるように表示しておいて欲しかった。

旅先の温泉などで、整髪料とシェービングクリームなどの化粧品や、ボディソープとリンスなどとを区別するのに時々困ることがある。
容器などは洗練されたデザインが採用してあったり、色使いなども素晴らしいと思うのだが、照明のあまり明るくないところで見ようとすると、字が小さく、コントラストが弱くて何と書いてあるのかがなかなか分からない。
ブランド名や宣伝の文字はよく分かるのだが、肝心の、それは何か、が分からないのである。

目薬の容器のラベルにももっとはっきりよく見えるように目薬と書いておいてほしいと思う。
目が霞んだときにしか目薬のラベルを眺めたりはしないのだから。
私は、「多分これは目薬だろう」、という曖昧な状態で点眼したくはないのである。
トイレの掃除用の化粧水がトラウマになっているのかもしれない。

経験したこれらの事例は、私の欲しい情報は何かを知ってほしいという私のリクエストでもあるが、私が情報を提供する場合に相手の一番欲しい情報を真っ先に伝えているだろうかという反省材料ともなっている。

池上彰 著「わかりやすく<伝える>技術」|”ドジョウ”違いで大爆笑!
には、

ある大学教授が農業指導のため土壌の重要性について講演したところ、聴衆は最後まで川魚のドジョウの話だと思って聴いていた。

というエピソードが書いてある。

笑ってばかりもいられない。
肝心な情報が伝わっていなければ、それまでの苦労がすべて水の泡と帰するのである。


ドジョウ
wikimediaより
 

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