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新しい炎 - wakamatsuさんのブログ
wakamatsu さんのブログ
株式会社マッシュメディアは8月11日に
これまでにない新しいタイプの「炎」が発見される
と題する記事を掲載した。
この記事によると、
米国メリーランド大学の研究者が、火の竜巻(火災旋風)の研究中に、現在知られていない新しいタイプの「炎」を発見した。
大規模な火災現場で、火の熱で上昇気流が発生し、それが竜巻になることがある。
「fire tornados(火の竜巻)」「fire whirls(火災旋風)」などと呼ばれるこの現象を詳しく調べるため、メリーランド大学の研究者は「火の竜巻」のミニチュアを人工的に作ろうとしていたという。
しかし、
実際にそうはならず、オレンジの炎は、これまで見たことのないブルーの輪のような渦に変化した。
この発見の詳細は、8月4日、学術専門誌「Proceedings of the National Academy of Science (PNAS)」のオンライン版に発表された。
また、Nature World News 8月10日号には、
Blue Whirl: Scientists Discover New Type of Fire That Could Clean Up Oil Spills
というタイトルの記事が掲載されている。
掲載されている動画は、極めて興味深い。
参考 火災旋風 出典 Wikimedia commons
リング状の炎の中央は、上昇気流になっており、その上昇気流の一部が青いリングに巻き付くように下降してリングの下からまた上昇気流に合流するような動きをしているように見える。
ライターを点火するときにもこれによく似たリング状の煙が現れる。
以下の写真は10Hzのフラッシュで撮影したライター点火の写真である。
参考 リング状の煙 出典 Wikimedia Commons
この気流が可燃物で、燃焼していれば、この新しいタイプの炎になると考えられる。
高い煙突の煙道などでは、新しい炎がしばしば発生しているのかもしれない。
科学の神秘は、我々の身近なところにも隠れているものだと思う。
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