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古稀と杜甫 - wakamatsuさんのブログ

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wakamatsu さんのブログ

 
2018
8月 17
(金)
03:00
古稀と杜甫
本文

誕生日より2週間ほど早いのだが、私の古稀の祝いをして貰った。

古稀とは、よく知られているように、杜甫の曲江という漢詩にある言葉で

人生七十古來稀

という表現で出てくる。

杜甫の詩 曲江のページに

朝囘日日典春衣
毎日江頭盡醉歸
酒債尋常行處有
人生七十古來稀
穿花蛺蝶深深見
點水蜻蜓款款飛
傳語風光共流轉
暫時相賞莫相違

とある。

また、ひとりよがりの漢詩紀行 の解説によると、

朝廷を退出すると、毎日毎日、春の衣服を質に入れ、
そのたびに曲江のほとりで泥酔して帰る。
酒の借金はふつうのことで、行く先々にできている。
それというのも、人生七十歳まで生きることが昔からめったにないから、
今のうちに存分に楽しんでおきたいのだ。
花のまにまに蜜を吸うあげはちょうがむこうの奥に消え、
水面に尾をつけて卵を産むとんぼがゆるやかに飛んでいる。
私は自然に対して言葉を伝えたい。私と共に流れゆき、
どうかほんのしばらくの間でも、
このよい季節をお互いに楽しみあって、そむくことのないようにしよう。

とある。

老い先短い、この歳まで生きているのが古来稀な70歳、という当時の70歳は、今でいうと100歳かそれ以上かもしれない。
古稀を祝って貰うには30年ほど早いのかもしれない。

したがって、すぐ自分の命が尽きると思っているわけではないが、知力、体力、気力ともに下降線を辿っていることには間違いはなく、古稀の祝いをしてくれた家族皆に今後世話になっていくことになる。
祝宴の終わりにお礼の挨拶をした際に将来のことを若い人たちにお願いした。

私は勤めを辞めて2年、色々な意味で自由になった気がする。
今までやりたくても時間がなくてできなかった研究や趣味にこれからじっくり取り組んでみたいと思う。

ひとりよがりの漢詩紀行 の解説にあるように、杜甫は当時運命に翻弄され、頽廃的、享楽的になって、酒に逃避していたようだ。
酒は嫌いではないが、杜甫のように酒に浸りたいとまでは思わない。
質に入れて金が借りられるような高級な衣服を持ち合わせていないから、そう言うしかないのだが。

私は幸い今そのような疲弊した状態になく、健康状態にも支障はない。
それは、大変有難いことだと思う。
蝶やトンボとだけでなく、家族や友人などとも背くことなく憎むことなく本来の古稀まで過ごしていきたいものだ。

                          杜         甫              Wikimedia より

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